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システムトレード実践売買録 システムトレード関連の本の紹介 その4

詳細な売買譜が出ていた本があったので紹介する。
 
『1000%の男』
 
第1回先物チャンピオンシップの優勝者・準優勝者の共著であり、大会中の売買がすべて閲覧
できる本。当ページでは、約半年のあいだに1000%を超える運用成績を残したフェアリー氏の
手法を分析する(約定時刻で市場閉鎖時間を過ぎているものがある。何度か体験したが、
確かに商品先物市場は15:30を過ぎても約定することがある)。
  
1000%の男
 
巻末の売買譜より、データをExcelへ転記し、いろいろと眺めてみた。
フェアリー氏の成績は1098パーセントなので、初期資本の50万円が549万円になったと
考える。ガソリン・灯油のサヤ取り主体の取引だが、粗糖や白金・アラピカも、ごくわずかながら
手掛けている。
 
銘柄によって倍率が違うが、1枚あたりの平均利益を出すにあたって、あえて無視した。
トレードの回数は、4枚を一度に発注した場合、1回のトレードとしてカウントした。
(条件の設定次第で、値は変わってくるだろう)
 
最大損失 1560円幅 → 156000円/枚
最大利益 5080円幅 → 508000円/枚
勝ち 339 負け 342  勝率 49.78%
総枚数 2053枚  1枚あたり利益 2675円
総利益幅 122982円  総損失幅 81954円  総損益幅 41028円
(枚数を掛けずに利益幅を単純に合計。白金等があるので小さな値がでている。総利益幅の3分
の2を損失で失ったと分かる)
 
計算して分かったことだが、1枚あたりの利益が3000円を切っており、勝率も50%に届いて
いない(サヤ取り主体ということで、勝率が半分近くになる)。
 
下図はトレード期間の確定損益。X軸は、トレード回数。Y軸は損益幅。
 
確定損益の分布
 
金額でロスカットラインを設定しているようではないらしい。
(ここで言っている「ロスカット」とは、逆行○円とか、含み損いくらで損切りといった単純なロス
カットのこと。本文中で、ロスカットを寄付の値段にしたとか、設定基準が書かれている)
 
売買譜の「帳尻」を眺めていて気付いたことだが、12月20日に800万をこえている。この時点で
1600パーセントだ。500万の大台へ届いたのが、11月12日。つまり、損益のピークから落ちて
いったことになる。700万をこえていた帳尻が、500万を割るような事態になったと分かった。
  
日記形式で書かれているため、トレード日記をつける際にも参考になる。
(学ぶところの多い本なので、おすすめします)
 
   
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