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投資に役立つエクセル関数講座 その10  ボリンジャーバンドの使い方

ボリンジャーバンドの意味するものについて、解説します。
 
5分平均を挟んで内側から、±1標準偏差、±2標準偏差、±3標準偏差の折れ線グラフが引かれています。
現在の約定値(日足でいえば終値)が、平均線と同じ値段なら、この5分間に売買した投資家は、特に損も得もしていない
ということになります。
 
ボリンジャーバンド
 
 
いうまでもなく売買は相手方を必要とします。「買い」が約定するためには「売り」が必要で、「売り」が約定するには「買い」が
必要です。買いで利益をあげている裏で、売りで損失を被っている投資家がいます。
 
現在の約定値(日足では終値)が、−1標準偏差のところにあったとすると、買った投資家の84%は損をしており、反対に
売った投資家の84%は利益をだしていることになります。
現在のボリンジャーバンドの区間とその割合(面積)から、そう見当がつきます。
 
正規分布を思い出してください。正規分布の特徴は、
平均値と平均値+1σの間           34.13%
平均値+1σと平均値+2σの間       13.59%
平均値+2σと平均値+3σの間        2.145%
平均値+3σ以上は                0.135%
 
のデータが存在する、でした。
                                                ※σ(シグマ)は標準偏差を意味します。
 
正規分布しているデータの標準偏差と面積(割合)の関係
 
−1標準偏差以上で売った投資家の割合は、34.13%+34.13%+13.59%+2.145% = 83.995 ≒ 84%
となるわけです(上図の平均−σより、右の面積の合計にあたります)。
 
 
ボリンジャーバンドは確率密度曲線を横に傾けたような指標になります。
 
ボリンジャーバンドの使い方
 
時間軸8あたりで、終値(現在値)が、平均−1標準偏差のライン(バンド)を下方ブレイクしました。
このとき、買い方にまわっていた84%は損をしていることになります。
 
ボリンジャーバンドの幅を突き抜けたら流れに乗る、という利用方法をしている投資家なら、時間軸8で売り、時間軸12で、
買い戻しを行うでしょう。
 
ボリンジャーバンドは標準偏差を利用した指標です。値動きのばらつきが正規分布をするとみなして、標準偏差間に占める
データの割合を算出します。そのため、ボリンジャーバンドは勝者と敗者の確率分布を表すと言われるれるわけです。
 
市場の売り圧力や買い圧力がどれくらい蓄積されているのか、という見方もできるのではないでしょうか?
 
 
 
以上で、Excel関数講座 その6 から始まる、一連の講座を終了します。
 
 
 
 
 
 
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